スープの風味を生かす、
麺の原料「天壇(てんだん)」

――幸楽苑の麺に使う小麦粉は、どんなこだわりがあるのですか?

中華麺用小麦粉の中でも当社最高品質の「天壇(てんだん)」を使って頂いています。天壇は、麺の色相が美しく、のど越しなめらか、しなやかな食感で変色も少なくホシ(小麦の皮部微小片)がきわめて少ない当社の自信作です。
天壇は、小麦の胚乳部分の中でもとりわけ中心部分の少量のセモリナ(粗粒)をローラーミルで粉砕して作られ、雑味を取り除いた純粋な小麦粉風味を特長としています。麺だけでなくギョーザの皮としても優れており、幸楽苑のギョーザも天壇で作られています。

――「天壇」を使った麺とスープの相性はどうですか?

幸楽苑の、あっさりとそれでいてコクの豊かなスープと高品質の色相・風味の天壇を使った麺との相性は、まさに抜群と言えます。実は、この最高品質の天壇を最も大量にご使用頂いているのは幸楽苑さんです。門外不出の製法で仕上げた幸楽苑さんご自慢の多加水熟成麺は、モチモチしてしなやかな食感、見た目はツヤツヤの麺に仕上がっており、最高品質のらーめんと思われます。

――さらにおいしくするための取組みをされていると聞きましたが?

麺はらーめんの商品価値を決める大きな要素です。その原材料となる「天壇」の品質を上げていくことは重要であると考えております。幸楽苑さんの麺やギョーザをさらに美味しく食べていただけるよう「天壇」も色合いやのど越しは変えず、粘弾性を増強するなどグレードアップを続けており、麺の伸びにくさ、ギョーザの食感の向上で幸楽苑ファンの皆様にも喜んで頂いていることと思います。