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外食企業は人手不足で忙しく、残業が多いという印象があるのですが、
実際はどうなのでしょうか?

社長 確かに外食産業は人手不足というイメージが強いと思います。
しかし、幸楽苑では時代背景が影響してか、人手不足の店舗はほとんどありません。社員の1ヶ月あたりの平均残業時間は、10〜15時間程度に抑えられているのが現状です。

内定者 それは少ないですね。それ以外の理由はありますか?

社長 いい質問ですね。もちろん理由はこれだけではありません。幸楽苑ではマネジメントシステムの一環として、全店舗で毎日1時間あたりの客数を予測しており、その上で人と食材の準備をしています。
もし、何の準備もせずにピークに対応したらどうでしょう?お客様に迷惑が掛かることはもちろんですが、仕事も思うように進ませんよね。 残業はこういった仕事の段取りの悪さで発生してしまうのです。マネジメント体制をしっかりとし、適正な準備ができれば残業は発生しません。残業時間はトップの私にとっても関心のあるものです。毎週の月曜日のディストリクトマネジャーからの残業時間報告は、私にとって欠かせないものになっています。

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ここ数年、不景気の影響で外食を控える人が増えていると言われておりますが、幸楽苑はその影響を受けているのでしょうか?

社長 リーマンショック以降、外食産業はやや縮小傾向にあるのは確かです。しかし、幸楽苑は家族4人で来ても3,000円でお釣りがくるという商品政策の強みを持っています。
お客様にとって利用しやすい価格と商品があることは、それだけで来店動機になります。そういう意味では不景気になればなるほど、お客様に支持される強い業態ともいえます。よって大きな影響はありません。

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4期連続増収増益を上げているということですが、
幸楽苑の強みは何でしょうか?

社長 強みは毎年力強く成長していける組織力があることです。
幸楽苑は学歴・年齢・職歴・性別は一切関係のない実力主義の会社です。一人ひとりが目標実現に真剣であるのは、そのオープンな人事制度が力になっているのでしょう。
増収増益は社員全員が一致団結しなければ達成できません。働く人達のモチベーションを保つことが一番大切です。

内定者 オープンな人事制度という部分について具体的に教えてください。

社長 幸楽苑では店長やエリアマネジャーなどの各職位は、すべて5段階にランク分けされています。それぞれに具体的な年収が設定されており、誰がどれくらいの年収をもらっているのかが一目瞭然なのです。年収がオープンになっているからこそ、生涯設計も明確に描けるんですね。成長企業だからこそできる、オープンな制度ともいえます。

社長の仕事の中で最も力を入れていることはどんなことですか?

社長 将来に向けた会社の方向性を明確にすることです。100年続く会社にするには、10年・20年先を常に考えて判断しなければなりません。10年前に手を打っていたことが、現在に繋がっているともいえます。
他には次期のトップマネジメント層をどう育成するか、これは大きな経営課題として取り組んでいます。私の後にどんな社長を立てたらよいのかを考えたりもしています。

社長の座右の銘は?

社長 「我以外皆師なり」という言葉です。
学ぶつもりで接すればどんなことでも教えてもらえます。どんな立場であっても、教えていただく姿勢を忘れなければ、何歳になっても成長できるものです。作家の吉川英治氏が残された言葉です。

社長あるいは幸楽苑のこれからの夢・ビジョンは?

社長 20年先にはアメリカやヨーロッパに幸楽苑を出店しています。なので、自家用ジェット機で世界中の店舗を見てまわることが私の夢・ビジョンです。常に将来の楽しみを考えられる人間でありたいとも思っています。

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今までに一番、苦労したことはどんなことですか?

社長 18歳で家業を継ぎ、従業員3名の雨漏りする食堂で働いていた頃が一番苦労しました。しかし、それ以降は常にプラス思考で20年〜30年先を見据えていたので、特に大きな苦労は感じませんでした。10〜20年先成長することを考えれば、今の立場も苦労も気にはならないはずです。
一番恥ずかしいことは、成長もせずに20年が経過すること。
常に将来の夢・ビジョンを設計することが大事ですね。

今まで人生の中で一番嬉しかったことは?

社長 一部上場した際に、東京証券取引所で鐘を叩けたときです。この時、5回の鐘を叩いたのですが、すべてに気持ちを込めて叩きました。一つ目の鐘は育ててくれた両親に、二つ目の鐘は支えてくれた女房と家族に、三つ目の鐘は共に苦労をした従業員に、四つ目の鐘はお世話になった取引先様に、最後の五つ目の鐘は、幸楽苑を成長させてくれたお客様を想って叩いたのです。フロア中に響く鐘の音は、今も脳裏に焼きついています。

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これから入社する、私たち新入社員に期待することはどんなことでしょうか?

社長 人生の目標を設定し、大きな夢を追いかけて欲しいですね。サラリーマンの95%は平凡なサラリーマンで終わります。常に夢や目標を持ち、20〜30年後先を見据えた努力をしている人だけが取締役になれるのです。 昨年は店長以上の年収を平均80万円底上げし、今年は社員の寮をレオパレスにしました。年々、意識的に福利厚生を充実させています。会社の福利厚生が業界トップクラスになれば、働く人たちの意識やレベルもトップクラスになると考えています。
新入社員のみなさんには互いに切磋琢磨し、業界トップレベルの仕事ができるように成長してほしいですね。

自分がどんな仕事に向いているのか、またどんな会社に入るべきか悩む学生が多いと思います。就職活動をする上で重要なことは何でしょうか?
また、就職活動中の学生にメッセージをお願いします。

社長 仕事に向き不向きはありません。大事なことは、無我夢中でその仕事に打ち込めるかどうかです。目標があれば、それに向かって努力できるでしょう。
あとは、苦労した分だけ訪れる多くチャンスを逃さず掴み取るだけです。時には、素直になって自分の拘りや考え方を変えるのも必要でしょうし、常に明るい人間であることが大事です。


内定者 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき有難う御座いました!
社長 みなさんの入社を楽しみに待っています。残りの学生生活を悔いのないように過ごしてください。